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知っておきたい屋根の形・種類と特徴

ご自宅の屋根がどのような形をしているかはご存じだと思いますが、種類やその特徴は把握されていますでしょうか。屋根には様々な形があり、メリット・デメリットがあります。

住んでいる環境や立地に応じて適している屋根を選ぶことで、安心して長く住めることができます。修理や工事の際に理解しておくと業者さんと話が進めやすくなると思いますので、是非参考にしてみてください。

 

 

屋根の種類【メリット・デメリット】

 

1⃣切妻(きりつま)屋根

本を開いて伏せたような、二つの斜面からできている屋根。最もシンプルな形状で普及率が高いため、街中で目にすることも多いと思います。施工しやすくシンプルな形状で、メンテナンスしやすいのが特徴です。

メリット

多く普及しているため、施工できる業者も多いぶん業者選びの視野が広がります。シンプルな形状で工事に掛かる費用をおさえることができる経済的な屋根です。メンテナンスやリフォームなどの費用を、なるべく抑えたい方におすすめです。

デメリット

棟の両端にある雨どいが取り付けられていない面を妻側といいますが、外壁が屋根で守られていないため太陽光といった紫外線や雨風が直接当たるので劣化が早まってしまい傷みやすい傾向にあります。多くの屋根で使用されているため、個性を出したい方には向いていないかもしれません。

 

2⃣片流れ(かたながれ)屋根

1枚の大きな板が斜めに付いているような、シンプルでスタイリッシュな屋根。敷地の狭い住宅でも移住空間を確保しやすく、屋根裏に大きなスペースを作れたりデザイン性もあり近年人気が高まっています。

メリット

構造がシンプルなので、建築コストを下げることができます。新築時はもちろん、リフォームにかかるコストも安くおさえられます。ソーラーパネルを検討されている場合にとても適した屋根で、見た目がお洒落でモダンな雰囲気を出すことができます。

デメリット

屋根が一方向にしか下りていないため、雨どいという雨水を集めて排水させる筒状の建材の負担が大きく劣化しやすい傾向にあります。あと屋根が下りていない3つの外壁はとても小さな軒しか付いていないので、こちらも紫外線や雨風の影響を直接受けるため劣化しやすく雨漏りの原因になります。これらを把握したうえで、定期的なメンテナンスが必要になってきます。

 

3⃣陸(りく・ろく)屋根

ほぼ平らな構造の屋根。ビルやマンションで主流の屋根で、平屋根やフラット屋根とも呼ばれ戸建住宅でも普及してきています。

メリット

屋上として活用でき、屋根が平らなのでメンテナンスしやすく工事を行う際に足場を組む必要がないため清掃や補修工事のコストをおさえることができます。建築スペースを広く保つことができ、開放的に感じる構造になっています。

デメリット

三角屋根に比べると水はけは悪く、雨水の滞在時間が長くなります。排水口がゴミや埃などで詰まっている場合、短時間で水はあふれてしまう状態になります。防水処理をしっかり行い、定期的なメンテナンスを行っていないと雨漏りの原因になります。

 

4⃣寄棟(よせむね)屋根

上から見ると長方形で平側が台形、妻側が三角形の屋根で構成されている4方向に勾配がある屋根。比較的多くの住居に使われている屋根で、和風・洋風どちらの住宅にも使用され古くから用いられています。

メリット

重厚感と安心のデザインで、4方向に軒があるため自然災害や日々の日差しから外壁を守りやすい構造になっています。耐久性が高く、雨や雪を4方向に分散できるため屋根面ごとの負担量が少なくすみます。

デメリット

シンプルなデザインではないのでリフォームやメンテナンスに手間や材料が比較的かかることや、工事期間も長くなるのでコストがかかります。しかし、耐久性が高い面を考えると全体のコストがかからないケースもあるのでメンテナンスを減らすことは可能です。

 

5⃣方形(ほうぎょう)屋根

1つの頂点から四方へ同じ角度で流れる屋根。真上から見ると正方形。寄棟屋根の1つで、低いピラミッドのような形です。

メリット

正方形でバランスが取れた形状なので頑丈な構造、四方の均等な形なので雨風雪を分散することができます。屋根部分で雨を受ける雨どいから雨水が溢れてしまうトラブルを防ぐことができます。

デメリット

屋根の最上部にある大棟という棟がないので、屋根裏に換気扇を設置しにくく湿気がたまりやすい構造になってしまい設置や設計の面で工夫が必要になってきます。屋根の頂点は雨漏りしやすいので、雨の多い地域には向いていない屋根となります。

 

6⃣差し掛け(さしかけ)屋根

切妻屋根の片方屋根の面を伸ばし、反対側の屋根を短くした高さ違いが特徴的な屋根。

メリット

断熱性・通気性が良いので、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。屋根の高さをずらした形で支え合っているため丈夫で、耐風性にも優れています。日当たりの良い方向に屋根を向ければ、太陽パネルの設置にも適しています。

デメリット

屋根の高さをずらした低い方の屋根が外壁から直接出ているため、接着部分をしっかり対策していないと雨漏りの原因になります。構造上、接着部分に水が溜まりやすいつくりになっています。

 

7⃣入母屋(いりおもや)屋根

寄棟屋根の上部が、切妻の屋根形状になっている日本建築の伝統的な屋根。城や神社・仏閣などで多く見られます。

メリット

4方向をカバーする屋根面によって風の影響を受けにくいため、強風や台風が多い地域に適しています。効率的な空気の循環ができる構造になっているため、通気性に優れています。なので夏の暑い日でも清涼感ある暮らしができ、冬は暖かく過ごすことができます。

デメリット

構造が複雑なのでメンテナンスやリフォームの工期が長くなってしまい、そもそも扱える職人が少ないのが現状です。屋根面積が大きくなるので材料費もかかるため、コストはかかってきてしまいます。2種類の屋根を複合した作りなのでどうしても他の屋根に比べると重くなります、なので耐震性に不安はあるでしょう。

 

8⃣腰折(こしおれ)屋根

屋根が途中で折れ曲がるような形をしている屋根。「マンサード屋根」や「ギャンブレル屋根」と呼ばれることもあります。厳密にいうと異なるものですが、日本では混合されています。

メリット

屋根の途中で勾配が急になるため、雨水を撥水しやすい構造になっています。屋根の長さが敷地を飛び出してしまうことがないので、敷地の制限があっても屋根を作ることが可能です。

デメリット

勾配が急に変わる境い目に「雨仕舞(あまじまい)処理」という雨漏りの発生を防ぐ処理を行う必要がありますが、不十分であると将来的に雨漏りの原因になってしまいます。

 

9⃣その他

のこぎり屋根

片流れ屋根が連なった屋根のことをいいます。

昔工場に多く使われた屋根で、壊すことがあっても新たに建てられることは大変珍しい屋根です。屋根の向きを北側にした場合、光量の変動を少なくし明るさを保つことができます。へこんでいる部分に雨が溜まりやすいため、雨水をうまく排出しやすい工夫が必要です。

バタフライ屋根

その名の通り、蝶が羽を広げたような形の屋根です。

中央が低く屋根の端が高い構造で、中央がへこんでいるため雪下ろしがいらない「無落雪(むらくせつ)屋根」とも呼ばれています。見た目も洗練されたモダンな仕上がりでソーラーパネルも設置できます。しかし、中央に雨や雪などが溜まるため排水処理をしっかり行う必要があります。雪の重さに耐えられるよう強度も必要です。